イスア国民文化祭2012 杜舞台 拝宮/紅葉川
薗部秀徳
線を並べる

2012 09.22,23

木材はいわずと知れた、線的な性質を持つものである。私達の構造の概念をイメージさせる原初を担う存在といっても過言ではない。
鑑賞者に椅子としても用いていただくために造形させていただいた。
八面神社の舞台の前庭は、森の中に開けた明るみを思わせる原始的な信仰の誕生を思わせる清々しい雰囲気と、岩山が割れて風通しの良い豪快さ を 合わせた性格を持つ。
その八面神社の境内の造形とこの「線を並べる」はどこか相似関係に造形されている。角材を割り開いて、風通しよく地面から浮いて並べられてある。
これらを、実現するために地元の方々に多大な協力をしていただいた。彼らの連携の力無くしては、実現は大変困難であったことが想像される。誠に感謝する。

薗部秀徳|Hidenori Sonobe

茨城県生まれ。東京藝術大学美術学部講師。木工における造形と技術の研究。生活における器物の造形の研究。手道具の有効性の教育研究。社会の中でより良い木工のありかたとその実現について。展示を通じての造形作家活動。2011年神戸ビエンナーレ大賞受賞。